広告臭を抜くテクニック。

キーワード:マーケティング

ウェッブのユーザビリティーの権威、Jakob Nielsen博士が
まとめた嫌われる広告のテクニックがある。それが以下の表で
ある。

デザイン要素 「とても悪い」または「悪い」と答えたユーザ
ウィンドウの手前に出てくるポップアップ 95 %
読み込みが遅いもの 94 %
騙してクリックさせようとするもの 94 %
「閉じる」ボタンが無いもの 90 %
見ようとしているものを隠してしまうもの 93 %
何の広告なのか書かれていないもの 92 %
コンテンツを動かしまわすもの 92 %
ページの大部分を占有するもの 90 %
チカチカと点滅するもの 87 %
スクリーン上を浮遊するもの 79 %
自動的に音を鳴らすもの 79 %

確かに、と納得しつつも思うのは、やはり、広告っぽさ、自体が嫌悪感を
生む時代になってきているということだ。広告っぽい、とそれだけで客は
逃げやすくなる。少し見せ方を変えて、それがコンテンツになっていると、
客は逃げずに精読してくれるかもしれないのだが、多くのコンテンツプロバ
イダーはその点を時々、忘れがちになる。
単純にその分、頭を使わないといけないから、大変、というのもあるのだろ
うが、シニアは基本的に消費活動のプロである。細かい気配りをあらゆる場
所に張り巡らせなくては消費に至ってくれない。その中で広告っぽさが浮い
ていると、売り上げが激変するのは明白だ。
どうやって広告臭を抜くか。そのやり方は2通りだと思っている。
1.読み物的なコンテンツの中にさりげなく広告を入れる。
2.広告自体を楽しむサイトにしてしまう。
1つ目の方法はR25が参考になる。R25はフリーペーパーだが、企業広告を
面白おかしく紹介するため、広告が嫌な感じがしない。広告をネタの材料に
使っているような感じだ。
2つ目は、http://www.shufoo.net/が参考になる。
このサイトは、自分の場所の最寄のスーパーのちらしを表示させてくれる。
これは便利だし、面白い。そういえば、卵が安かった、なんてことがネット
で実現出来る。これは完全に広告のオンパレードだが、全く嫌じゃないし、
むしろ有益だ。
広告臭を抜くテクニック。
他にどんなやり方が思いつくだろうか?

上へ戻る