オレンジを救え

キーワード:マーケティング

昨日の「捨て色を作れ」から読んだほうがいいかと思うので、
もしよろしければそちらもどうぞ。
ペンの業界の話。オレンジ色のペンは、あまり売れない。黒・赤・
ブルーブラック・青の順で売れるという。言ってみれば、オレンジ
は買ってもらうのを待っている色。実際にはなかなか売れなかった。
しかし、「捨て色を作れ」の法則で、売れないからと言って、売ら
ない訳にはいかない。
しかし、捨て色を生かそう、という取り組みに成功した商品もある。
それはゼブラ社のチェックシート。受験生が文字を消して勉強をする
ために使うものだ。そして、このチェックシートは、ピンクとオレン
ジもカラーシートで消える。
筆箱の中が赤だけではつまらない。オレンジでも消えるんだったら、
オレンジも使おう。そんな意識を喚起させる戦略だ。オレンジは、買
ってもらうのを待ってる色だった。それを積極的に必要な色として、
登場させた。
違う色を使いたい+実用出来ること。
そのおかげで売り上げは急上昇したという。
この話は、実はシニア業界でも大いに考えれることだ。シニアには
これは売れなかったかあ、と挫折した企業はこれをもういちど考える
べきだ。それは何か、もうひとつ実用的な要素を持たせることで、
積極的に必要な商品になるかもしれない。
あなたの会社の「オレンジを救え」。

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