復刻版。この響きには独特の味わいがある。懐かしさを感じさせる
とともに新しい。これは不思議な感覚だ。
フジサンケイビジネスアイ

サントリーは六日、七年ぶりにリニューアルして七日に発売する
ウイスキー「ザ・サントリーオールド」の店頭陳列活動を開始し
た。売り場の棚ではなく、平場と呼ばれる最も目立つ売り場の
コーナーにウイスキーを陳列するのは、サントリーでも久しぶ
りのことだ。
サントリー関係者は、「九八年の酒税改正でウイスキーが減
税されたときにスーパーの陳列を『一夜城作戦』と名付けて
実施した。それ以来の大陳列」と語る。発売を翌日に控えて
行われたイトーヨーカ堂木場店（東京都江東区）での陳列の
最中に「おお、オールドじゃないか」と懐かしそうに眺める
男性年配客の姿も見られた。

この復刻版、予想よりも売れているという。

　六日現在の「ザ・オールド」の受注は、当初計画した八万ケース（一ケースは十二本）を２５％上回る十万ケースとなった。陳列活動が完了する十日までに一斉出荷する。三月の月間出荷量は前年同月の二倍にあたる十二万ケースの見込みだ。
　ターゲットとする団塊の世代を代表する歌手、井上陽水さんが登場するコマーシャルの集中放映も八日に開始する。

本の復刻版のサイトとして、復刊.comというサイトもある。この
サイトは、本を復活させて欲しい、という要望を何人も集めること
で、実際に復刊させてしまうというサイト。
古臭く見せない技術。
それは他にどんな方法がありうるだろうか？