50代と60代は違うと言うけれど。

キーワード:マーケティング

50代はロック。60代は演歌。ということが声高に叫ばれていたのが、
少し前までのシニアマーケティング。しかし、時代の変化で、当たり
前のことだが、60代もそろそろロック世代になっていく。2007年には
団塊の世代は(実際にはご隠居になるわけではないが)引退し、60代も
昔の50代の割合が増えてくる。と考えると、50代と60代が違うのは
もちろん、50代前半と後半も違う。
マーケティングは時代の変遷に敏感で無くてはならない。次の時代の
60代は何を考え、どこで消費をするか?それをしっかり認識しなくては
ならない。あくまでその世代はその世代にとっては単なる延長線にすぎ
ないわけで、気持ちは変化しない。
しかし、逆に60代をひとつの契機と考える手法もありうる。例えば、
中学生が高校生に入る瞬間。そのときはどこか、ワクワク感と不安感
が混在しなかったか。高校生が大学生になる瞬間。クラスが変わる瞬間。
そこには間違いなく、ワクワク感と不安感が混在したはずである。
地方から、都会にやってきた人の中には、昔の自分を一度、リセットして
新しい自分に生まれ変わるチャンスと捉える人もいたはずだ。そうすると
そのワクワク感を刺激するリセットマーケティングはありうる。
あなたの人生をここで一度、リセット。
その上で、やってみたいワクワク感はなんだろうか?

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