高齢者の旅における不安

キーワード:健康・ヘルスケア

高齢者の旅における不安に関して、ベル・テンポでは以下のように
まとめている。
「<行き先の不安>
自宅から行きたいと思う土地までの距離、移動時間を考えると体力に不安がある。
<手段の不安>
旅行をする際の手段(電車、飛行機、バスなど)に慣れていないための不安。
<宿泊施設の不安>
自宅と違い、宿泊施設におけるさまざまな設備に対しての不安。
<サービスに対する不安>
きめ細かな配慮やサービスが受けられるか、という不安。
<行動のペースに対する不安>
ツアーなどで、そのペースに付いていけない不安。
<健康に対しての不安>
旅行中の健康に対する不安、急病や体調の変化に対する不安。
<トイレについての不安>
トイレが近いのに、行きたいと思ったときに行けない不安。」
http://www.est.hi-ho.ne.jp/beltempo/silvers/silvers.htmlより
不安。この切り口から考えると高齢者は旅をする上で
不安材料ばかりのような気がしてくる。
トイレのことまで不安なことばかり、これが高齢者が旅で気をつけるべきことなのか。
違う。
と、敢えて言わせて欲しい。違うんだ。
むしろ、高齢者が一番気をつけなくてはいけないことは、
そういった不安感によって外に出ていかなくなることである。
周囲の評価や、マスコミの言説。
これらが老いを加速させる一因になることが証明されている。
旅に関する不安、こういった情報、それ自体が高齢者をアクティブから遠ざける
一因になることもあるのだ。
もっとポジティブな高齢者情報源が必要だと私は思っている。
しかし、とはいえ、本当にアクティブな人はそもそも、そういうレポートを見ても
自分を意識しない。
高齢者は大変ね。
そう客観的に見ている80才の人もいる。
うーん。この世はアクティブシニアの時代だ。

上へ戻る