高齢者の思い出の変換装置。

キーワード:シルバーエンターテイメント

顕在力とパフォーマンスは決定的に異なるケースが多い。
今見えている力は「見せ方」や「見る角度」によってまっ
たく違う状態になるケースがある。
そう考えると「高齢者の思い出」も「見せ方や見る角度」
によって全く違うパフォーマンスを示すかもしれない。
日経ネット関西版

欧州の現代舞踊家と日本のおじいさん、おばあさんが
出会ったら……。オランダの女性振付家兼ダンサーが
関西在住の高齢者に戦争や初恋、子どものころの記憶
についてインタビューし、録音、録画に高齢者自身の
生出演も織り交ぜたパフォーマンスを大阪で計画して
いる。人生の大先輩たちの声なき声を拾い、舞台全体
で表現する試みだ。

思い出をダンスとして表現をしようというこの試みは
優秀な変換装置かもしれない。思うにシニアマーケット
は見せ方が重要だ。
同じ商品でも見せ方次第で特別なものにもなる、また
真逆につまらないもの、にもなるだろう。
商品を少し違う角度から見ることで「変換」してみる。
その作業を前提にした商品会議は面白いかもしれませんね。

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