相撲業界とクッションとシニア

キーワード:マーケティング

同じものでもそれを置く場所によって全く違うモノに見えて
くる時がある。そして、そういったモノは新しい価値になり、
新規性があるideaになる。
「相撲」と「デイケアセンター」をつなげた人がいる。

医療・介護分野の総合支援サービスを提供する株式会社
ニチイ学館は、財団法人日本相撲協会と協力し、高齢者
向け「桝席用特製クッション」の無料貸出しサービスを
開発、提供していくことで合意した。
同サービスは、高齢者や身体障害者の人が、大相撲の迫
力を間近で快適に観戦できるよう、同社の介護ノウハウ
を活かした「桝席用特製クッション」を東京(両国国技
館)開催の本場所にて先着100枚(土日150枚)の無料
貸出しサービスをするというもの。
また、全国約200ヵ所で展開している同社のデイサービス
センター「アイリスケアセンター」にて相撲関連グッズの
提供と、各種イベントを開催。利用者に大相撲の番付表や
星取表を配布し、レクリエーション等に活用していく。
今後は、さらなる相撲関連グッズの提供や、同社施設への
現役力士・親方の訪問イベントなども実施していく方針。

これは面白い施策ですね。これが単なるユニバーサルデザイン
のクッションの話だと別に新しさは無いが、それが機軸と
なって実際の現場でのエンターテインメントにつながっている。
非常に面白い。
何かと何かを組み合わせて、最大限のシナジーを得るために
あなたならどんなことが考えられそうだろうか?

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