特集:シニアのファッションショー

キーワード:シルバーエンターテイメント

シニアのファッションショーをご存知だろうか。
最近、その取り組みが盛んである。
北海道では、2003年の10月26日に浅井学園で学生がデザインした服を
シニアに着ていただき、高齢者は新たな刺激を得るというシニアファッションショー
があった。
http://www.asaigakuen.ac.jp/topics/031027.html
また、2004年の9月16日には京都の下京区では、「シニアおしゃれファッションショー」が
行われ、大盛況であった。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004091600217&genre=K1&area=K1F
それだけではない。
博報堂エルダービジネス促進部では、
容姿管理は健康管理につながる。美しくなろうとする気持ち、そして努力する
気持ちが心と身体を健康にしてくれる。」という考え方でシニアのファッションショー
および歩き方教室まで行っている。
http://www.h-hope.net/elders_now/ngo/
もう、決してシニアのファッションショーは珍しい存在ではなくなった。
ファッション関連のデータがある。20代では実に70%がこだわり派。
30代ではこだわり派は54%にやや減少するものの、40代で58%、
50代で62%と徐々に増え始める。
一時、ファッションへの興味が薄れてもまた、興味が出てくるのである。
何度も言うが、今の高齢者は元気だ。
元気すぎて、高齢者と呼ぶのが畏れ多いほどだ。
既存のイメージを180%変えない限り、シルバーエンターテインメントの可能性は出てこない。
何をしたら、高齢者は楽しむか。
実はその考えが既に危険だということに気づくだろうか。
高齢者と、フィルタリングする時点であらゆる可能性は消えてしまう。
高齢者は高齢者ではない。
自分は何をしたら、楽しいか。その延長線上に、シニアマーケットはあるのだ。

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