子供が独立した1億8100万人のシニア

キーワード:世界の事例

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「リサーチアンドマーケット」の『2005年・子に巣立たれた親』
によると、独立した子をもつ親が、ヨーロッパと米国に2009年
までに1億8100万人になるという。彼らは50才代全体の75%を占め、
2004年に食料、ドリンク、個人のケアに6980億ドルを費やした。
この数字は次の5年にわたって年に2.5%増加する。

子育ては終わり、責任から解き放たれ、さあどう過ごそうか。
そういう時代が全世界的に始まっている。ただ、ここで言う
「ケア」で気をつけないといけないのはあくまで「ヘルスケア」
であり、日本で言う「介護」的なニュアンスに限定されては
いないということである。もっと、包括的な意味での健康の管理
が含む概念である。言ってみれば予防介護的としてのスポーツなど
も含む。
5年にわたって年に2.5%増加。これは明確な上りのエスカレーター
である。市場自体が拡大しているために「やり方」「アプローチの
方法」さえしっかりしていれば確実に収益を向上させることが出来
る。
しかし、この上りのエスカレーターにいるのにも関わらず、下って
しまうような手法をとることで収益ダウンをしてしまう人が多いの
は事実だろう。
多様性市場、というキーワードに翻弄されて実質を見失うことが多い
のである。
弊社では海外のシニア特化型サイトを2000サイト見た上で100サイト
分を数値的データとして残している。そこで分かったのは成功法則と
失敗法則の2つだ。
失敗しているものにも一定の法則性はあったし、逆に成功しているもの
にも一定の法則性はあった。重要なのは成功の地図を得ることであり、
失敗の地図を歩まないことだ。
御社には現在、数値に基づいた明確な成功の地図はありますか?

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