世界著名者の残した言葉から見る団塊の世代の新しい生活

キーワード:シルバーエンターテイメント

今回は世界中の著名な人々の言からシニアの楽しみを考えたい。
まずはスティーヴン・リーコックの言から。

「人生の進み具合というのは、なんと奇妙なものだろう。小さな子供は『もっと大きくなったら』と口にする。だが、どうしたことだ。大きくなったら子供は『大人になったら』と言うではないか。そしておとなになったら、『結婚したら』と言う。
けれども、結婚したらいったいどうなるのか。考えがコロリと変わって、『退職したら』と来る。やがて、退職が現実のものとなると、自分の過ぎし日の光景を思い浮かべる。そこには木枯らしが吹きすさんでいるようだ。
どういうわけか、すべてを取り逃がしてしまった。もはや過ぎ去ってしまったのだ。そして、遅ればせながら、われわれは学ぶ。人生とは、生きることの中、つまり毎日毎時間の連続の中にあるのだということを。」

しかし、実は「過ぎ去ってしまった」、と締めくくる時点は未来の過去である。
ホワイトクィーンはこう言った。

「明日になったらジャムがあるとか、昨日だったらジャムがあったのにといっても、それは今日のジャムでは絶対にないのだ。」

そう、まだ、今日が残っている。
昔、英語の先生がこんなことを言っていた。

「Today is the present in another word.」

ダンテはそれに同調する。
「今日という日はもう二度とめぐってはこないことを忘れるな」
きっと、それはいかなる年齢であっても。
ターゲットの団塊の世代にとって、未来でもなく、過去でもなく、「今日」を充実
出来る魔法。それがシルバーエンターテインメントでありたいですね。

上へ戻る