障害者や高齢者もおしゃれをして、夏の夜のパーティーは
いかが－。金沢市内のホテルで二十八日夜、「サマーナイ
トパーティー２００５」と銘打ち、市内の障害者や高齢者
たちが着飾って集う初のイベントが開かれる。
県内の福祉関係者や金城大（石川県白山市）の学生たちが、
障害者や高齢者に積極的に出かけて心身をリフレッシュして
もらい、いろんな人との交流も深めてもらいたいと、実行委
員会を設立して今春から準備を進めてきた。会場の金沢都ホ
テルも、「着替えなどのスペースを」と和洋の控室を提供す
るなど、全面的に協力する。

おしゃれと言うキーワードで集うイベント。面白いイベント
になりそうだな、と思う。名前も「サマーナイトパーティー
２００５」と面白そうだ。

パーティーは同日午後六時から。立食形式で開く。出席者全
員がドレスアップし、着こなしを競う「おしゃれコンテスト」
や、ボランティアによるバンド演奏でパーティーを盛り上げる。

コンセプトはすごくいいなあ、と思う。コミュニケーションを
することは一番の刺激、エンターテインメントになるはずだか
らだ。ドレスアップすることや格好良くなったり、綺麗になっ
たりすることも身体能力向上につながる。
少し敢えて苦言を呈すと、ここで言う「高齢者の定義」っていう
ものに対して拒否反応を示す人も多いのではないかな、と思う。
施設内の利用者が参加する、というのであれば一番分かりやすい
が、「告知をする」という手段で人を集める場合、この種類の
イベントには人がなかなか集まらないかもしれない。そうした
場合は通常明確な「理由付け」を用意する必要が出てくるだろう。
しかし、今回のイベントは例えば老人保健施設の利用者の方と
一緒に実行などを出来るといいなあ、と思う。元々、老健の本質は
家庭回帰にあるからだ。家庭回帰の中間地点になるようなイベント
になれば、そんな素敵なことは無いだろう。
美しくなる。格好良くなる。その上で集まる。
こんな施策はもっと出てきてもおかしくないですね。