アクティブシニアのキーワードは「反発性」

キーワード:世界の事例

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イギリスのオンライン世論調査であるonline recrumentで発表した
調査結果が面白い。その調査によると、85%のイギリス人が
年齢差別が就職に影響していると思っている。イギリスでは
性、人種、宗教、障害に基づく差別防止の法律はあるが、年
齢差別を実質的に防ぐ法律はなく、1999年に任意の規制が導
入されただけである。
「あなたは、職場に年齢差別があると感じるか?」の質問で、
977人が回答に参加した。そして62%(603票)は、「年齢は
明らかに採用の要因である」と答え、23%(226票)は「少し
関係する」。15%(148票)が「あらゆる年代が考慮されてい
る」と答えている。
ここで見られるシニアのキーワードは1つだ。それは、「反発性」
である。今のシニアの傾向として、例えばシニア扱いされることを
嫌う。そこから派生してシニアであることを弱みのように捉えられる
ことにも本当は反発している。例えば、シニアだから働けない、という
ロジックへの反発が今回のケースだろう。今のシニアは基本的に大き
くなった不良、のようである。しかも、教養も高くお金も持っている。
目も肥えている。
そういったシニアに狙いを定めてマーケットする際には、「反発性」を
利用し推進力を高めるか、反発されないような最上級のおもてなしを
するか、まったく新しい世界観を作るか、の三つに分けられていくと
思っている。
ひとつの特徴に対してどんな方策を考えておけばモレが無いかを追求した
上でアイディアを出していくといいアイディア会議になりそうですね。

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