べっぴんさんになられましたよ。

キーワード:シルバーエンターテイメント

昔から関心があったジャンルがある。
それは訪問美容。高齢者に対してお化粧をして回るサービスだ。
最近はあらゆる人が訪問美容に取り組み、高齢者の笑顔を創っている
らしい。

横浜市港北区在住の元大手コンピューターメーカー幹部が、退職を機に
美容師になった。施設や自宅で介護を受ける人たちの注文を受け、「訪問・
福祉美容」をしている。独立開業から4年余り、横浜市内に構えた店は
二つに増えた。同業者による情報交換会を東京都内で開くなど、訪問・
福祉美容の普及に力を入れている。

素敵である。引退を機に、美容師になったこの方はきっとカリスマ美容師だ

いま、藤田さんら店のスタッフ計10人は1カ月平均で、施設に入所して
いる約160人と在宅約50人、計約210人にのぼる県内・都内のお年寄りの
元へ出かけて髪を切る。出張して髪を切る場合も、来店者と同じで3千円だ。
横浜市旭区の老人ホーム「トレクォーレ横浜若葉台」も、定期的に出張する
施設の一つ。「おつかれさまでした。べっぴんさんになられましたよ」。ある日
の昼下がり、カットを終えた80代の女性に藤田さんがこう話しかけると、
女性は大きくうなずいた。

びっぴんさんになられましたよ、こういう言葉はいくつになっても嬉しいものだ。
うちの祖母が今でも一番喜ぶのは「八千草薫に似てますね。」と言われた
時だ。祖母は本当に八千草薫に似ているので、言われることも多いらしいが、
やはり喜ぶ。
女性はいくつになっても綺麗でありたい、ということだろう。
そして、実際綺麗な人も多い。80歳のおばあちゃんでも綺麗だ、と思わせて
くれる人もいる。20歳の若者でもおばあちゃんみたいだ、と思ってしまう人も
いる。(失敬)
この差はなんだろうか?
最近、私はその差は「綺麗にちゃんと気遣っているのよ」という自信ではないか、
と思うようになった。綺麗に気遣う、ファッション、化粧、エステ・・・。
色々なことをやってるのよ、という自信が目を輝かせ、行動に結びついているので
はないだろうか?
その点で、この訪問美容は素敵だ。
決して、訪問介護ではない。訪問美容だ。ビューテイフルを演出だ。
べっぴんさんにするのだ。その発想は単純に素晴らしいと思う。
綺麗にするサービス。
綺麗に気遣っている自分に自信を付けれるサービス。
この辺りも一つのテーマになるだろう。

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