なぜ、シニア関連の総合サイトが失敗してしまうのか?

キーワード:マーケティング

シニア関連の総合サイトは日本だけではなく、世界中に多く見られる。
しかし、それと同時に多くのサイトはやっぱり失敗していまっている。
それは悲しいが、現実だ。
そもそも、何故総合サイトを築こうとするのだろうか?それは多くの
場合、企業の論理によるところが大きい。旅行があって、運用も出来
て、食情報もあって、などと手広く仕掛けた方が企業からお金を取り
やすくなりそうだ。そういった目算が総合サイトを築く理由だ。
しかし、そのサイトは肝心のシニアにとっては、「何のサイトか分から
ない」サイトになってしまう。当然だ。企業側も仕掛けておきながら
実は良くわかっていないからだ。
もちろん、企業とてバカではない。多くの企業担当者はある意味、分かり
やすいコンセプトでサイトは作った、と弁解するはずだ。その時の主張は
「シニア向けに全て使いやすく設計し、アクティブシニアが楽しめる
サイトにした。」そんな声が聞こえてきそうだ。
・・・問題はそれだと多くのサイトが失敗している、という現実だ。もちろ
ん成功しているサイトもある。しかし、そういったサイトは例えばyahoo!の
ような巨大なポータルであり、アクティブシニアをターゲットにはしていな
い。
では、どうすればいいか?まずはニッチコンテンツを詰めるべき、と私は
お話をさせて頂く。このサイトがどんなバリューを出すのか、を徹底的に
詰めるようなサイトつくりをしないと熟練消費者であるシニア層は一発で
見抜く。『ここはお金儲けをしたいだけで、全部が広告みたいだ』そういう
感想を抱き、嫌悪感すら覚えるであろう。
しかし、ニッチなコンテンツのロイヤリティーの高い情報源は重宝するはず
だ。そして、そのコンテンツはきっと商品の周辺情報になっており、ホンモノ
の商品を欲し、購買に結びつくようになる。それが自然な流れだろう。
あなたのサイトは典型的な失敗サイトの罠にはまってしまっていませんか?

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