「シニアの声」のマーケティング評価

キーワード:マーケティング

老いとともに頭の働きは衰える・・・。そんな社会通念を覆す
研究発表が、最近相次いでいる。
記憶や計算の能力は落ちても、経験に発想や高度な判断力は、
60歳代でも発達し続けるという。
脳生理学からもそれを裏付ける成果が出始めている。
社会が高齢化しても知恵の豊かさは減らず、むしろ生かす工夫の
有無が重要になりそうだ。

その通りだ。基本的に高齢者=弱者という考え方はもはや古い。
確かに弱者もいるが、それは「高齢」だからではない。
むしろ、フィジカルよりもメンタル的な要素の方が大きいのではないか。

文京女子大学の下仲教授は4月、ある会議でこんな調査結果を発表した。
新しい商品の開発に必要なひらめきは、70歳を超えても20歳代と
変わらない・・・。
脳研究の第一人者、伊藤正男東京大学名誉教授も「老化で神経細胞が
減るのと、知能の関係を問い直す面白い成果」と関心を寄せる。
改良する力維持
下仲教授らは、東京都三鷹市などに住む25~84歳の413人を対象に、
あるテストを実施した。「新聞紙の用途を列挙しなさい」
「理想のテレビはどんな機能をもつのか」などの問いに、思いつく限りの
答えを列記してもらう。
「新しい用途を考え出す」「既存のものを改良して使い勝手をよくする」と
いう能力を測定すると、70歳くらいまで保たれることが分かった。
新しい環境にすばやく適応する能力などは年齢とともに落ちたが、
経験した中から新しい発想を生み出す能力は違った。

ひこうき.netの中をwatchしていると気付くが、アイディアマンの方は多い。
この商品は○○すればいいのにね、そういったマーケティングに明らかに生きるような
要素をあらゆる場所で散見する。基本的にそういう情報はリラックスした場でしか
生まれにくい。調査、という状態では、調査される人にある心理が生まれる。
それは・・・
「どうやって求められている答えを出そうか」
という考え方だ。あらゆる場所で社会的マナーや人間関係を学んできたシニアは
特にこの要素が強まる。そうすると、なかなか「正直な感想」は出づらい。
「まあ、いいんじゃない?」と答えた上で
「正直、○○が良くないと思うけど、私が使う訳じゃないしこう言っておこう」と思っている
ケースの方が多いはずだ。
そういう心理が多くの調査を失敗に終わらせてしまった原因である。
しかし、ひこうき.netの「調査」は日常の中で発生する。
想像して欲しい。
友達と日常会話をしている。
そのとき、ある商品の話になる。そのとき、出てくる正直な感想が最も値打ちの
ある調査になるのではないか?
弊社のひこうき.netはそういった友達との日常会話をベースにしたつながりサービス
だ。そんなサービスだからこそ、違和感がなく、口コミを収集できる。

御社のサービスは本当のシニアの声に気付いていますか?
お問い合わせはinfo@cnxt.jpまでお願いします。

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