「お笑い福祉士」認定資格が誕生。
キーワード:健康・ヘルスケア
全国初のお笑い福祉士という資格が徳島に誕生した。
落語家笑福亭学光さんが考案したもので、笑いこそ健康の源であると
いう考え方に基づいているらしい。
素晴らしい試みである。前々から私はいわゆる介護は嫌いであった。
高齢者に対して上から下を見るようなアプローチは大嫌いなのだ。
しかし、こういうアプローチならおもしろい。
このアプローチは高齢者に楽しんでもらうための資格である。
決して、上から下を見て、「~してあげる」態度ではない。
必要なのは笑いであり、笑顔である。
笑顔が健康増進の役に立つことは証明されている。
先の記事にも書いたばかりである。
しかも、養成講座があり、既に5名の受講者を認定している。
落語や腹話術の芸を磨いた5名はボランティアグループ笑として
今後活動を広げていくという。
素晴らしい試みである。ぜひ、話を伺いたいし、取材をしたい。
お笑い福祉士の誕生はシルバーエンターテインメントの本質が
世の中に出てきたことを意味する。
最高だ。今後は益々、シルバーエンターテインメントという概念が
重要になってくる。シルバー世代が求めるのはadl(身体能力)の向上ではない。
『身体能力が良くなった上で何ができるか?』だ。
いや。身体能力が良くなる時にそれをどう楽しめるか。
そもそも、加齢を喜んで迎い入れれるか。そこである。
20になり、タバコが吸える。酒も飲める。
そういう感覚が60になった時にあるだろうか。
60才は第三の成人式である。
この記念すべき誇らしき日をもっと楽しめるように、私はシルバーエンターテインメントを
高齢社会にプレゼントしたいのである。