インフォグラフィックで分かる、SEOにおける「最強のページ内最適化」とは!?

キーワード:SEO対策 , コンテンツマーケティング

本日は、米国のSEOツールベンダーとして著名なMozが運営するオウンドメディア、Moz Blogより、「最新のページ内要素最適化」についてのインフォグラフィックを紹介します。

ずばり、キーとなる要素は7つ!

結論から言うと、現在のSEOで重要なページ内要素は以下の7つです。
旧時代のSEOから変わらず重要な要素である内容もあれば、最近取り上げられるようになった要素もあります。

1.キーワードの位置
2.キーワードの頻度
3.キーワードの配置
4.発リンクとサイテーション
5.関連・サポートコンテンツ
6.キーワード関連性
7.エンティティと構造化データ

オフィシャルの情報ソースではありませんが、1つ1つの要素はgoogleの社員が色々な場面で認めている内容なので、1つ1つ取り上げてみます。


引用元:http://moz.com/blog/on-page-topic-seo

1.キーワードの位置

そのターゲットとなるキーワードが取り上げられるページ内要素のポジションです。
・タイトル
・見出し(hタグ)
・ページ内の目立つ位置か
等の要因によって、評価に影響を与えます。

2.キーワードの頻度

そのキーワードがどのような頻度で用いられているかも重要です。
ターゲットキーワードとターゲットキーワードの類義語とが、一般のドキュメントよりも高頻度で出てくることが、上位表示に影響をもたらします。
(TF-IDFやLanguage-modelなどの指標が知られています)

3.キーワードの配置

そのドキュメント内において、配置されるキーワードの近接度も、表示順位に対して影響を与えます。
これは、HTML要素として近接していることが特に重要です。

4.発リンクとサイテーション

どのようなページやサイトに発リンクを行っているかも評価に影響を与えます。質が高く関連性の高いコンテンツにリンクを張っているページは、ユーザーに対して高い価値を提供するページとして評価されますし、逆に質が低いページや、全く無関係のページばかりにリンクを張っているようなページは、ユーザーの満足を得にくいと考えられるため、評価にはつながりにくいです。

また、リンク以外にもURLやブランドワード、記事タイトル等のサイテーション(引用)についても、リンクと似たような形で、そのページ自体にも評価を与える可能性があります。

5.関連・サポートコンテンツ

外部リソースに対する発リンクやサイテーションのほか、自社サイト内における関連コンテンツの提供についても、評価に影響を与えます。
「人気記事」や「関連性の高いコンテンツのリコメンド」、またサービスに関する説明文の補足などといったコンテンツがこれに該当します。

6.キーワード関連性

キーワード自体の関連性も、ページの評価に影響を与えます。
例えば、「ホワイトハウス」というキーワードは、他の「大統領」「ワシントン」「シークレットサービス」等のキーワードとの関連性が高く、これらのキーワードがトピックス内で用いられていることは、ターゲットキーワードでの評価に大きな影響を与えます。

7.エンティティと構造化データ

「エンティティ」とは、そのキーワードを構成する意味要素の全体像を指します。例えば、wikipediaでその項目に対して取り上げられている要素を想像するとわかりやすいでしょうか。
例えば、「アマゾン」というキーワードには、「ECサイトAmazon」「南米のジャングルであるアマゾン」「仮面ライダーアマゾン」のような複数の意味が存在し、それらそれぞれを区別するのは、それらの要素が持つエンティティです。それぞれのサイトやブランドワードがどのようなエンティティを持っているかは、そのサイトがどのような分野のワードで上位表示されやすいかに大きな影響を与えます。

また、schema.orgをはじめとする構造化データの情報も、googleがどのようにコンテンツを理解するかに影響を与えるという意味で、ページ評価に影響を与えると言えるでしょう。

小手先での最適化は困難

ページ内のキーワードのチューニングであれば、誰でも簡単に手掛けられますが、後半取り上げられているような、エンティティのような要素は、そう簡単には築けません。
ユーザーに評価されないような質の低いコンテンツを、検索エンジンが間違えて高い評価を与えないように開発してきたアルゴリズムのため、一筋縄ではいかないといったところでしょうか。
今回取り上げたインフォグラフィックに描かれているような要素に気を配りながら、「ユーザーが満足するコンテンツ」を提供し続けることが、現在のSEOの近道だと言えそうです。

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