100歳でアメリカでスキー滑降。

キーワード:人物・団体インタビュー

孫に「ウルトラじっちゃん」と呼ばれる男がいる。2004年の2月28日、アメリカ、
ユタ州のスノーバード・スキー場にて、親子4代、知人・友人、総勢およそ170
名による同時滑降に成功。なるほど、確かにウルトラだ。思わず唸ってしまう
かっこよさである。三浦敬三さんというお方。
実はこのウルトラじっちゃん、99歳の時にもすごいことをしている。
モンブラン山系最長のフランス・バレーブランシュ氷河を滑り降りるという
6度目の冒険スキーにチャレンジし、見事成功しているのだ。
この人の経歴を軽く見ていこう。
1964年 ( 60歳) 初めての海外遠征(イタリア)。
1974年 ( 70歳) エベレストのシャングリ氷河滑降。
1981年 ( 77歳) キリマンジャロ頂上噴火口を滑降。
1985年 ( 81歳) シャモニー・ツェルマット間90キロ踏破。
1992年 ( 88歳) スイス氷河地帯オートルート完全踏破。
1994年 ( 90歳) モンブラン・バレーブランシュ 5度目の滑降。
1999年 ( 95歳) 妻を亡くし、ひとり暮らしが始まる。
2003年 ( 99歳) モンブラン・バレーブランシュ 6度目の滑降。
2004年 (100歳) アメリカ、ユタ州のスノーバード・スキー場にて、
           親子4代、知人・友人、総勢およそ170名による同時滑降に成功
強烈である。何がか、というと、初の海外遠征が、60歳のときであるということ。
そして、その後、100歳になるまで7回も滑降を成功させている。なんて強烈な
生命エネルギーだろう!!!この人の人生を見ると、国連の高齢者の定義である
60歳などは、「人生の中間地点くらいじゃない?」とでも言われてしまいそうだ。
人生は60歳からでも70歳からでも、100歳からでもスタート出来る。
そこに、強烈な生命エネルギーが宿るのは、その人にやりたいことがあり、
それを実行してしまう勇気を持っていたからだ。
しかし、このまま元気な高齢者が増えて、100歳でもまだ子供みたいなものよ、と言われる
時代が来たら・・・・。
魅力的な大人が増えるでしょうね。

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