高齢者と記憶
キーワード:シルバーエンターテイメント
http://www.newkerala.com/によると、
高齢者と記憶の間にある特徴があると言う。
高齢者は「過去を思い出すときに良い面を強調し、否定的なものを
除く傾向がある」とカリフォルニア大学の研究が示した。調査では、
あらゆる年代の大人が「記憶の隙間を満たす」傾向があるとして
いる。過去を思い出すときの、記憶歪曲の秘密に光を投じるものだ。
人が年をとると、よりポジティブな感情的な結果を支持するようになる。
これが、悪い思い出も懐かしく感じられる秘密である。
思い出の効用は大きい。思い出は自分が自信を持つためのツールで
ある。否定的なものを除く傾向、大いに結構だ。そういう「傾向」を持った
方が生き生きしていそうなのは間違いない。
不思議な話だが、私も幼稚園の頃を思い出すと不思議といい思い出しか
ない。その頃はその頃なりに色々と考え、悩みもしたはずなのに、あまり
悪い思い出が見当たらない。
それは、記憶が選別をしている一例だろう。しかし、問題なのはむしろ、
思い出よりも「今現在」を浄化する作用が少ないことだろう。思い出は
浄化され、いいものになっていくにしても、「今」に対してワクワク感を
持てないと人生がトータルで楽しくはないはずだ。
それでは今、楽しいことは何がある?
多くのマスコミは高齢者のイメージで何を語れている?
–高齢者虐待
–オレオレ詐欺
–高齢者事故
挙句の果てには
–ノロウイルス!!!
もう、勘弁してくれ!
私はこのblogを書くために、毎日高齢者に関するgoogle newsは最低限目を通しているし、
RSSリーダーで高齢者・シニア・などの検索をして自動的に情報が集まる環境に
しているが、余りにも悲観的な情報が多すぎる。もう一度言わせて欲しい。
もう、勘弁してくれ!
そんなマルチメディアの高齢者のイメージを私は変える努力をしたい。
日本が世界に誇る高齢者大国としてやるべきことは
高齢者虐待やオレオレ詐欺、高齢者事故挙句の果てにはノロウイルスを報じること
ではない!世界的にも稀有な高齢社会である日本から世界に発すべき情報は
高齢者がいかに輝いて素敵な生活を送っているか、というプラスの情報だ。
日本は世界中に高齢社会の理想像を発信するチャンスの最中にある。
しかし、マルチメディアではひたすらマイナス情報のオンパレードだ。
違う!
今こそ、日本はシルバーエンターテインメント国家として世界に成功例を示すべきで
ある。高齢社会は素敵な世紀だ、ということを世界に示すべきである。
弊社でもその施策を検討中である。思わず、ふきだしてしまうようなエンター
テインメントフルな企画だ。なんとか、このマイナス報道の流れに一石を投じたい!
世界に幸せな高齢社会のモデルケースを私は発信していきたいと考える。