電話をすれば駆けつける。
キーワード:世界の事例
Mr.handymanというビジネスがアメリカのフランチャイズ業界で
成果を挙げている。全米・カナダで百のフランチャイズを展開し、
アントレプレナー誌トップ・ニュー・フランチャイズの二十一位
にランクされるほどのビジネスである。
対象は一人暮らしのシニア。通常の専門業者がやらない、ちょっと
した大工仕事から部屋の額縁の取付け、雨トイの掃除などの「雑役」
をひとまとめにしてサービスする。
要は雑務を何でもこなしてくれる便利屋なのだが、いわゆる便利屋との
違いは以下の3点だ。
1.提供サービスの明確な値段の提示
2.フランチャイズ化によるどこにいてもサービスを受けられる強み
3.ブランド創り
電話をすれば駆けつけてくれるフランチャイズは、駆けつけてくれた
段階で確実に何かのコミュニケーションが起こる。そこでの会話は非常に
いい刺激になるのかもしれない。しかも駆けつけてくれるとすぐに
困っていたことをなんとかしてくれる。それは非常に心強いはずだ。
とりあえず電話をすればなんとかしてくれる、そういう気持ちにさせて
くれるサービスは他の分野でも応用出来るかもしれませんね。