調理済み料理の61億円市場の26%はアクティブシニア層

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datamonitor社の調査によると、現在61億円規模である調理済みの
お弁当市場の26%は55歳以上のシニア層であったことが分かった。
そして、その際に重要なのはシニアがその料理に対し、付加価値を
感じられるようなプライドを持った料理になるかどうか、に関して
敏感でないといけないといけないと結論付けた。
ヨーロッパの弁当の総出費でシニア層以外に多いのは、25才-34才と
35才-44才の年代層で、それぞれ19%と22%であるため、26%である
シニア層はかなり大きいことが明白である。
調理済み弁当マーケット獲得の際に押さえるべきは、
「便利と怠惰の違い」と「女性とシニア層の共通点」の2つであろう。
(と個人的には思っている。)
まず、はじめの「便利と怠惰の問題」だが、これは人間心理的な
問題である。便利である調理済み料理は便利なだけでは駄目で、
それが持つ「怠惰なイメージ」を下げる必要がある。それを使う
なんて駄目な妻だなあ、といった印象を下げる必要がある。
そうではなく、逆に「頭のいい主婦」のようなイメージを持たせる
ようなプロモーションをする必要があるだろう。
次の「女性とシニア層の食の共通点」はちょっとしたものをたくさん
食べたい、というものだ。小さくてかわいいものを少しずつ食べたい
というニーズが女性とシニア層で非常に似ている。あまりたくさん
食べる必要もないし、健康志向。非常に似通った性質があるのだ。
この2つを押さえながらどんな商品開発が出来そうか?
そこを考えてみると61億円市場の26%=15.86億円の市場を獲得出来る
かもしれませんね。

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