引退はご隠居ではなく、仕事をするアクティブシニア世代。

キーワード:シルバーエンターテイメント

ロンドンに本拠をもつHSBC銀行は、世界における高齢化と
引退に対する考え方の調査を発表した。それによると、
多くの人がこれまでの引退とは異なった考え方を持って
いることがわかった。回答者の80%は義務的な引退を
無視したいと考え、老後は自己の蓄えで生活すると
考えているのは14%である。
今回の研究は、【引退の将来】と名づけられ、ブラジル、
カナダ、中国、香港、フランス、インド、日本、メキ
シコ、英国、米国で調べられた。
4人のうちの3人は、老後も働くことを理想の一部と考え
ている。その理由には引退後の生活と税金の重荷を緩和
するためと言われる。
しかし、もっと端的な例としては、「何もしなくても仕事の
依頼が来る」ようなアクティブシニア層というのが存在する
ということも挙げられるかもしれない。シニア層の知恵は、
今後必ず重要なテーマになる。
俗に言われる2007年問題はまさにこの問題だ。
2007年から団塊の世代が引退を始めてしまう。
そうすると優秀な基幹システムエンジニアであるシニア層が
一斉に引退してしまうことで重大な障害に対処出来ないことが
起こりうるのである。
ご隠居ではなく、仕事。
この現象の裏にはシニアにしか出来ない仕事、が確実に存在して
いることを意味する。
知らず知らずのうちにシニアにお世話になっていることを
あなたは何個発見できますか?

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