媒体は選ばれて機能する。

キーワード:マーケティング

結局、いつまでも、媒体は選ばれるものかもしれない、と思う。
テレビは番組表を自由に閲覧し、移動され、NHKから始まって、
1、3、4、6、8、10、12チャンネルの7つの選択肢の競争だ。
好きな趣味に関する雑誌は同ジャンルのものがたくさんあり、
その中で自分に一番あっている情報を探す。インターネットも
当然そうだ。好きなものを検索した後に、その中で情報を手繰り
寄せる。
当たり前の話だが、メディアと人の関係とはもともとそういう
関係性だ。非常に目的志向性が高い。
そういったときに、メディアも逆説的に人を選んでいる。こういう
人ならきっと、喜んでくれる。逆にこういう人には向かないだろう。
その振れ幅はどの程度に収めるか・もしくは拡散させるか。
そんなことを丁寧に考えていき、一個一個作り上げていく。
しかし、それとは裏腹にメディアはときに、覇権争い的になる。大事なのは、
メディアパワーだと言わんばかりに、偏ってB2B的な発想に縛られる瞬間が
ある。
そんなときに、思い出さないといけないのは、消費者の顔かもしれない。
改めて、反芻する。メディア来訪者への熱き思いと、広告主への媒体資料。
安易な逃げ道は案外多い。大切なのは、何か。
媒体は選ばれて機能する。
選び抜かれるための作戦は最後はいつだって真面目にして地味な作業だ。

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