シニアのプロフェッショナルによるコンサルチーム

キーワード:マーケティング

  日本IBMは、ビジネスおよびITシステム構築の分野で豊富な経験を
  備えたシニアのプロフェッショナルで構成される「IBM シニアプロ コミュニティー」を
  発足した。
  コミュニティーは、IT業界で豊富な経験を持つ企業退職者で、現在は個々人で
  独立してサービスを提供している人々によって構成され、2005年初めから約20人で
  サービス提供を開始する予定。
外資系企業だと「シニア」は上級職を指すが、この場合はいわゆる日本での
「シニア」の意味づけなのかもしれない。
退職後の経験豊富な人20人を組み合わせたコンサルティングチームとのこと。
多くの男の人は、人生で「働くこと」に一番時間をかけていて、逆に言うと
今の高齢者世代だとよく、「働けない苦痛」「働けないことから痴呆に」といった
話も良く聞く。そういった意味では、男性にとってのエンターテイメントとはまさに
働くことそのものであるという見方もできる。
高齢者がコンサルをする、ということはすご面白い試みだ。しかも、ITナレッジがある
高齢者がコンサルをするというのは強烈である。シニアは人生の熟練者だ。シニアが
一人で会社を興すナノコーポという概念も出来てきている。熟練した手腕を発揮
するだけでそこには大いなる可能性がある。
しかし、もっと穿った見方をすると、まだ、仕事よりも面白いエンターテインメントが
確立できていないという見方も出来る。仕事というものはあらゆる刺激が溢れている。
色々な人と会ったり、話したり、駆け引きをしたり。
それに勝るエンターテインメントがなかなか現れてこないという考え方も出来る。
働いた後に、楽しめるもの、そして、楽しんでもいいのだ、という社会的文化。
そういうものをもっと整備していきたいものだ。


参考
「IBM シニアプロ コミュニティー」発足、豊富な経験を生かして中堅企業にアプローチ

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