高齢者施設、も少しずつ変わろうとしてきている。たとえば、
老人ホームの問題点は昔から明らかだった。それは、そこにあ
まり元気ではない高齢者しかいないこと。
若者でも同じだが、病院に暮らしていると、気がめいってくる。
自分は病気だから・・・、と内向きな気分になるのは当然だ。
そう考えると、横に大学を置いてみる、という発想は面白い。
カルフォルニアにある豪華な退職者ホーム（CCRC）で、オープ
ンセレモニーが行われた。3億7000万ドル(440億円)と
いうこの施設は、スタンフォード・ショッピングセンターに面した
22.5エーカー（9ヘクタール）のスタンフォード大学の土地にあり、
クラシックレジデンスを運営するハイアットに賃貸されている。
このコミュニティでは月１度大学の講師の講義を聞く事が出来るという。
(stanford dailyより)
実はこういった施設は増えている。日本の施設内にも女子大学の横の
老人ホームなどは存在している。
不思議な流れだが、当たり前の流れ。「シニア特有のニーズにこたえ
ながらもシニアだけがいるわけではない。」
今後はそんなビジネスが増えていくだろう。