オランダと高齢者と労働

キーワード:世界の事例

「将来労働市場が縮小することが予測されるため、年をとった従業員を
早く引退させるのではなく、むしろ職場にとどめることがますます重要に
なる」との見解が、「ヨーロピアン・フォンデーション」に紹介されている。
それによると、オランダでは、多くの高齢者は60才になる前に退職する。
オランダ統計センター局(CBS)では最近、 2001年のオランダの男性の
統計(オランダ語)を公表した。それには、55才では71%、60才では38%、
65才では7%が労働に従事している。
しかし、モチベーションが低いか、というとそうではなく、むしろ年を重ねた方が
モチベーションは高いようだ。
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eurofound.eu.int
予測では、人口と加齢化と出生率の減少が影響し、ヨーロッパ(オランダ)の
労働人口が2010年から減少する。そこでオランダ政府は、他のヨーロッパの
政府と欧州委員会に同調し、65才まで働くことを奨励する方針を打ち出して
いる。
モチベーションが高い働きたいシニアはアメリカでは、起業という形でもサポート
している。どのような形式で働くことを奨励するかはその国次第だが、奨励よりも
むしろシニアがその知恵を生かせる市場創造を含めた政策の方が重要である。
コンサル分野やマネジメント分野では非常に大きな価値になるだろう。
どう働く環境セッティングをするか?
そこまで含めた政策が今後重要になるだろう。

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