アクティブシニアと小包装

キーワード:マーケティング

アクティブシニアと食品マーケティングを今回のテーマに
しよう。最近は食品分野もあらゆる展開をシニア世代に対して
行っている。一部は大ヒットをしており、一部はその逆を
呈している。
では、どんな食品がヒットしているのか。最近のブームは
「小包装」である。これは小さい食品を少しずつ食べたい、
というシニア世代の思いを反映し、一個一個小さな包装を
して、食品を販売するというもの。例えば豚マン、肉マン、
野菜マンの3色小包装セットが売れているという。
このブームを考察する上でのヒントとしては、自由が丘の
スイートフォレストがあるかもしれない。この店はスイーツ
に特化した店舗販売をしている。ドンキホーテのように中に
入ると「森」のような異空間になっており、辺りはスイーツ
のいい香りで包まれる。
しかし、ここがヒットした要因のひとつが「一品で買いやす
い」感覚であったとも言われている。一品一品の小包装が既に
あり、購入するとそれを直接渡してくれる。一品しか買ってない
のに、大げさな紙に包んで渡してもらったりしたら恐縮して
しまう。しかし、そのまま。これは買いやすい。
スイーツフォレストのメイン顧客は若い女性層だ。しかし、その
層とシニア層は健康に気を使い、少しずつおいしいものを食べたい
といったように共通点が多い。主婦層もシニア層も熟練消費者であ
る点が似ている。
少しずつ可愛く、一品買いでも恥ずかしくない設計。
それを突き詰めると面白いマーケティングが出来そうですね。

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