”ゆたかな大人”への服
キーワード:シルバーエンターテイメント
こんな体験は無いだろうか?
カジュアルな服を着ると友達と遊ぶ自分になり、
ピシッとしたスーツを着ると、「仕事モード」の自分になる・・・。
着ている服は相手への印象だけではなく、自分自身の自分への
気持ちも変えるものだ。
しかし、これまでゆとりある大人であるアクティブシニアに
ウケがいい素敵な洋服はあまり目立ってこなかった。そんな中、
まさにそういったゆたかな大人に対しての服を開発した会社が
ある。
それは45代~60代周辺の「ゆたかな大人」に向けたブランド
がありユナイテッドアローズの「ダージリン・デイズ」という。
彼らが提唱する「ゆたかさ」の定義がいい。
「食事・旅行・読書・音楽・映画・演劇・美術鑑賞などには、
投資や手間隙を惜しまない人たち。旅行が好きで、ヨーロッパ
では美術館、ニューヨークではミュージカルを欠かさず観に行く。
アジアでは自然が溢れるリゾートホテルでゆったりとした時を過ごす。
国内では、温泉巡りや、地元の美味しいものを探すのが楽しみ。
このような、“精神的ゆとり”のある余暇の過ごし方を知っている人たち。」
又、彼らに素敵な洋服が似合う理由として、アクティブシニアと洋服の
歴史について軽く触れているのも見逃せない。
現在50代半ばの世代が、10代半ば(60年代中盤)だった頃、
ファッション業界では、アイビー革命が起こりました。
20代にはアメリカンカジュアルが全盛を迎え、その後
「セレクトショップ」の前進となる「インポートショップ」が
誕生しました。そして30代にはDCブームが市場を席巻しました。
50代以降の世代は、退職した方もおり、また子供もある程度自立し、
余暇をじっくりと楽しめる世代である。
服のエンターテインメント化は、ファッションだ。
着ている服を楽しむことだ。
今後はどんな格好の良さが求められるのだろうか?