ニューヨークの日本人によって設立されたＮＰＯ『ＮＹ　ｄｅ　Ｖｏｌｕｎｔｅｅｒ，Ｉｎｃ．』が
12月13日、マンハッタンの高齢者施設「ジューイッシュ・ホーム・アンド・ホスピタル」で、
入居者とディ・サービス利用者を対象に「メークアップ・ボランティア」を行った。
メークアップ・アーティストなどを含む約２０人が参加し、高齢の女性２０人に化粧や
ヘア・メーク、ネイル・ケアなどを行った。化粧などで参加者の外見を美しくすることに
より、心を豊かにしてもらおうとの目的から開催された。
日本でもこういう施策は以前からあった。老人ホームの中で化粧品会社がサンプリングを
兼ねて、化粧をして美しくなってもらうことの効用は非常に高いといわれている。

綺麗でいることには努力が必要だ。化粧をする努力。服を選ぶ努力。
しかし、その努力はなんらかのきっかけが必要できっかけがないとなかなか努力をする
ことが出来ない。そのきっかけのひとつは恋愛だが、もう一つは「綺麗を体験すること」
かもしれない。
化粧をプロにしてもらい、鏡を見て「私もこんなに綺麗になれるんだ」と思う。そうすると、
化粧に対して、美に対して意欲が沸いてくる。外に出たくなる。心が豊かになってくる。
きっかけを創造する。そういうスタンスは他でも応用が利きそうですね。