アメリカに見るシニアECサイト
キーワード:インターネット
アメリカにはシニア特化型ECサイトが意外にも多い。
SeniorSSuperStoreS –http://www.seniorssuperstores.com/
grandmaspantry –http://www.grandmaspantry.com/
seniorshoppingnetwork-http://www.seniorshoppingnetwork.com/
senioremporium –http://www.senioremporium.com/
特徴は二つである。
1.年齢を理由にした割引制度
2.シニアの家族をターゲットにした介護用品の販売
一言で言うと・・・。
つまらない。
全くエンターテインメントフルではない。割引制度に関しては、日本ではあまり
見受けられないし、一括してポータルにすれば面白そうだが、介護用品の販売
の方はつまらないの極致だ。しかし、なぜかよく相談は受ける。
「色はこれでこういう風にユーザビリティーを上げて、JIS規格に沿って作りましょう。」
そういったコンサルを期待されているのだと思うが、基本的にはお断りだ。
そういったサイトはシニア特化型であるが故に、パワーを狭めてしまっているような
印象を受ける。ターゲットを絞ったはいいけど、それゆえに、曖昧な印象で
サイトの核となるコンセプトを決定してしまっている。しかも、厄介なことに、
シニアから介護用品への連想は容易だ。しかも間違ってなさそうに見える。
だが、ストーリーが作れない。
サイトを見ている人のストーリーが出来ない。
これが決定的だ。つまり、介護用品を購入するフローに高齢者はいるのか、と
いうのが決定的な疑問だ。
ぶっちゃけ、高齢者じゃなくて、その家族か、ビジネスマンが買うんでしょ!?
では、そもそも、高齢者向けにする意味はあるのか?
という話になる。例えば、シニアが楽しみながら介護用品をセレクト出来るような
という趣旨なら理解できる。がんばれそうだ。
しかし、ただ、介護用品を売るだけというサイトはB to Bでの販売戦略を練るべき
だろう。
弊社のシルバーエンターテインメントコンサルは、そういった企画から練り直す。
テコ入れを行い、コンセプトメイキングをする。コンセプトがしっかりしていないと
サイトを構築してもあらゆる箇所から問題が生じてしまうから意味がないのだ。
シルバーエンターテインメントとは、サイトの持つ威力を最大限に発揮させる
ための基本戦略でもあるのだ。