今の60歳代の青春期を見ていこう。
キーワード:シルバーエンターテイメント
今の60歳代が、20歳の頃は、どんなものが流行していたのか。
そこに大きなヒントがあるかもしれない。流行=好きなもの。
時代は移り変わっても、ヒット商品には世代的な共通点があるかもしれないではないか。
1970年:サファリジャケット、パンスト
1971年:ホットパンツ、パンタロン
1972年:同棲時代、パンダブーム
1973年:超能力ブーム、省エネ
1974年:中ピ連、ベルばら
1975年:ツッパリ、赤ヘル、紅茶きのこ
1976年:偏差値、ピーナッツ
1977年:焼酎ブーム、アンノン族、電線音頭
1978年:タンクトップ、ディスコ
1979年:インベーダー・ゲーム、天中殺、ジョギング
思っていたよりも、実は現代の若者と似ているものが多い。
ベルばらなどの「漫画」や、今のクラブに通じる「ディスコ」、ツッパリなどの「不良文化」。
インベーダー・ゲームなどの「ゲーム」。同棲などの「恋愛」文化。
ホットパンツ、サファリジャケット、タンクトップなどの「ファッション文化」。
高齢者と言ってイメージする青春時代は、「戦争、ぞうすい、苦悩」みたいなものだったが、
実はそれは今の60代の青春時代とは大いにかけ離れている。
むしろ、今の若者文化の始まりがそこにはある。
娘とシニア女性が一緒に買い物に行くクロスジェネレーションがよく言われる。
これは、明らかにその傾向だ。実は若者の文化をアクティブなシニアは嫌いではないのだ。
なぜなら、その文化は実は似ているからだ。
高齢者と若者はもっと混ざるべきだ。
そして、話をするべきだ。その青春時代と、今の若者の青春時代はリンクし、クロスする要素が
多いからだ。
若者とシニアの文化は似ていた。
まずは、若者の方がシニアのイメージを変えて、もっと交流をするべきなのかもしれない。
きっと楽しむヒントが多いはずだから。