クリエーターズネクストは、おじいちゃんやおばあちゃんが自分の存在を証明できるような空間をつくろうと考えている。そこで、キーワードとなるのが「シルバーエンターテイメント（高齢者が笑顔になって楽しめるもの）」だ。
隔離されがちで煙たがられてるおじいちゃんやおばあちゃんは多い。そして、おもしろいことを知っているはずなのにコミュニケーションの場が少ないおじいちゃんやおばあちゃんはつまらなそうに見える。辛辣なことを言うと、コミュニケーションの場が「おこずかいをもらう時とたまにある家族旅行」くらいしかないおじいちゃんおばあちゃんすらいるように感じる。
でも、そうならざるをえない現状も分かっている。姑問題、満足に動かない体、どんどんどんどん年老いてく自分。核家族化が進む中自分の存在に親戚がケチをつけることもあるだろう。「うちのおじいちゃん、最近おしっこ漏らすのよ。ごはんも作ったあげなきゃいけないし、訳わからない話に付き合わないとだめで……。」
先日ニュースで一人暮らしのおばあちゃんがいつのまにか死んでいたというニュースがあった。おじいちゃんおばあちゃんの中には追い出されて孤独になってしまっている人もいる。
この問題をインターネット、そして「シルバーエンターテイメント」が解決することはできないだろうか。インターネットが今より簡単になって「シルバーエンターテイメント」が見つけられる状況になれば状況は一変する、と私は考える。
デジタル上にいるおじいちゃんは知的だ。誰にもかけない文書を書く。
デジタル上にいるおばあちゃんは常識的だ。ものすごいしっかりした倫理観を持っている。
インターネットの問題点である「無秩序による破壊」との対極にいるのは、おじいちゃんおばちゃんの常識と倫理なのではないだろうか。
今インターネットはとにかく難しい。クリエーターズネクストは今、インターネットをおじいちゃんおばあちゃんにとって使いやすく、とっつきやすいものにするための研究開発をしている。そのための調査をこのサイトで提供する。
おじいちゃんとおばあちゃんのプライド（尊厳）と、エンターティーメント、刺激、楽しめるためのコミュニティー。それを創出することがクリエーターズネクストのミッションである。