第一回:才気ほとばしる趣味への貪欲さ、平岡ゆき江さん

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すごい人が世の中にはいるものだ。
彼女の名は、平岡ゆき江さん。
自分の家の横に甘みたっぷりの無農薬スイカを作りながら、
「あくまで趣味」と言い切るお方である。
彼女の「あくまで趣味」なものは、それ以外にも数多く存在する。
書道と民謡踊りだ。
しかし、その腕前には舌を巻く。
民謡踊りでは、イベントに参加。
他を圧巻させる美しい舞を踊り、
書道の腕前は7段。
師範の資格を有する。
それをあくまであまり自慢せずに
「いや、私は大したことないんだけどね。」
と謙虚な態度を貫く。
かっこいい。
彼女はいろいろなところへ飛び回り、精力的に様々なことに挑戦している。
そもそも、私と平岡さんの出会いは巣鴨だった。
「福祉エンターティーメントをやりたい!でも、なんもわかんない!
よし、じいちゃんばあちゃんの原宿、巣鴨に行こう!」
巣鴨に行き、私は多くの方に「今やってて楽しいのはなんですか?」と話しかけていた。
そのときにいろいろ教えていただいて、「今度、スイカを食べにきてよ」
という展開になったのが、平岡さんである。
彼女はそのとき、2日後の自分の踊りのイベントのための視察のような意味合いで
そこに来ていたという。
目が輝いている。
やさしいオーラがある。
「今度飲もうよ」
「今度遊ぼうよ」
こういう類の約束は通常、いつのまにか忘れてしまうもので、
案外、本気で来られると迷惑だったりするのだが、
平岡さんは本気の目をしていた。
すごくうれしい。
どんな人でも迎えてくれるような温かみ、安心感がある。
うーん。
かっこいい。
趣味に対して貪欲。
彼女にはこの言葉が当てはまるような気がする。
最近、新聞やマスコミで騒がれる高齢者問題は、
あまりに「生きる活力を失った老人」というレッテルを貼っているような気がする。
しかし、
現実には、「今が人生の青春」と、ものすごい勢いで人生を楽しんでいる人もいる。
様々な趣味の分野で大活躍をしている人もいる。
私はそのようなパワーシルバーにエールを送りたい。
パワーシルバー列伝では、そのような人物に取材をし
どんどん情報公開をしていきたいと考えている。
パワーシルバーのためのメディアを目指します。


それにしても食べさせてもらったスイカがおいしかった。
正直、あんなおいしいスイカははじめてだったよ。
もう、あそこまで行くと芸術だなあとか思った。

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