80歳!20時間の漂流も、力強く泳ぎきり生還!

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「死は一刻一刻差し迫っていた」シベリオ氏は後に回想する。
80歳の現役弁護士である彼は、冷たい大西洋に
20時間漂流したのち救出されたのだ。
The Guardian 」(12.14)によると、弁護士のシベリオ氏は、趣味の釣りのため、
12月11日(土)正午ごろ、フロリダ湾に面したタベルニエ・クリーク・マリーナから
彼のボートに乗った。強風が土地から海に吹きつけ、彼は23フィート(7メートル)の
ボートからすべり落ちた。
シベリオ氏はすぐにボートを追ったが、追いつけない。やがて彼は小さなブイに遭遇し、
そこで漁師の通るのを待った。やがて夜になり、このままでは誰にも発見されないことを
知った。
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その時の彼の決断は・・・。
「自力で陸まで泳ぎきろう」
通常、ブイを捨てる、ということは恐ろしくリスキーなことだ。
一応、ブイがあれば生きながらえることは出来る。わざわざ、ブイを捨てなくとも、そこでも
救助が来ることを待つことは出来たはずだ。
「ブイを捨てることがどれだけリスキーか、わかるはずだ。たとえば、目指す土地が見えな
かったり、行くべき道を間違えたりしたら貴方は死ぬのだから。」
しかし、彼はそれを捨て、自らの力で「動く」ことを決意した。
結局彼は5時間泳ぎ続け、日曜日に助けられた。発見されたときには軽い低体温を除いて、
無傷であった。
動いたことが好転し、彼は自分の人生を獲得したのである。
それだけでも恐るべきことだが、さらに恐るべきは彼の「その後」である。
彼は今でも土日は海に行っているのだと言う。
「海を愛しているから。」理由はそれだけだ。80歳で現役弁護士。そして、20時間の
漂流にも耐え抜き、5時間泳ぎ続け生還。それでも海をこよなく愛し、日常を変えない
こだわりがある。生活にこだわりが溢れている。
今、生活にコダワリはあるだろうか。
誰にも邪魔されたくないコダワリはあるだろうか?
80歳だろうが、100歳だろうが、コダワリがある生活は、その人を輝かせる。
「趣味」を「生活」のレベルにまで昇華すること、それが、引退後のキーワードかもしれない。

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