高齢者と運転免許

キーワード:シルバーエンターテイメント

運転免許につき物なのは「更新」だ。
そんな「更新」について私の祖母からついこないだ聞いたことがある。
「私ももうすぐ70歳だから、このまま運転やめようかどうか迷ってるのよね~」
高齢者の運転免許の更新には特殊なシステムがある。
「高齢者運転講習」だ。
国政モニター
一般の講習料は700円だが高齢者は講習時間が長いとはいえ
6,150円と極めて高額なうえ、運転適正診断は高齢者には不得意なテストで、
精神的負担は大きい。
今回の改正の背景には、過去10年間で65歳以上の事故件数が35%
増加したことが挙げられるが、高額な講習料は納得できない。
また、講習内容の適正診断もテレビゲームに習熟した若者以外には戸惑いの
多い検査方法で高齢者の運転技術やマナーの改善などに役立つとは思われない。

そもそも、過去10年で35%も増加した理由が、
人口が増加したという理由もあるはずなのに、
「6150円」という高額の試験料で無理やりやめさせようとするのは
とてもおかしい。
実際自分のおばあちゃんは、
変わるということで面倒くさがって車を手放そうとしていた。
仮に試験があるとしても実地試験であってほしい。
運転したい高齢者の気持ちをそぐような制度はどんどん改善し、
高齢者に楽しいドライブを楽しんでもらうべきだ、と感じた。

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