高齢者が持つ銃

キーワード:世界の事例

アメリカ、と言えば銃社会だ。
銃社会の中で高齢者は自衛のために、銃を持つ傾向にある。
1990年代には、最も銃を所有する年代は40才から49才であった。
しかし現在では、高齢者の銃の所有が最も一般的である。
銃の所有割合を年齢別にみると、1982年には40才から49才が38%、
65歳以上が30%であった。それが2002年には40才から49才が24%、
65才以上が37%に逆転した。
「高齢者はまるで自分たちのことを羊だと思っている。」
と語るのは80才のJohn McCormack氏。
自分の平和で自分で掴み取る。なんとも、アメリカらしい話である。
しかもその投資は並大抵のものではない。銃の所有者の80%が
ライフルやショットガンを所有し、60%が拳銃を所有。そして半数が両方とも
所有しているという。
すごいですね。ショットガンなんて、日本でお目にかかることは滅多にないが、
羊という指摘はもっとも。高齢者が差別される現状を踏まえてのことだろう。
大勢のシニアが銃ではなく、エンターテインメントを構え、社会ともっと積極的に
関わっていける社会。これが理想だ。「羊」は実は、最強のブレインである。
ネガティブな面を少しづつシルバーエンターテインメントの理念で変えていきたいものだ。

上へ戻る