自然と我慢している商品
キーワード:シルバーエンターテイメント
気付かない不便さというのはたくさんある。
余りにも当たり前に不便なので意識もしないが、よく考えると
不便な商品というのはその不便さを解消するだけで魅力的な
商品に生まれ変わるという性質も秘めている。特に高齢者層の
場合、その不便が便利に変わるのは非常に分かりやすいメリットに
繋がる。
では、どんな商品を皆は不便だと認識しているにも関わらず使用
しているのか。
http://www.usability.gr.jp/survey/200007.html
個々の商品について見てみると、「携帯電話」、「折りたたみ傘」、
「カーナビ」、「パソコン本体」、「家庭用FAX」は、「使いにく
い」と思っても、そのまま「がまんして使いつづける」ようです。
また、家電(家庭用FAX・掃除機・洗濯機・冷蔵庫)に関しても
同様の傾向がみられました。「マニュアルを良く読む」のは、
「携帯電話」、「カーナビ」、「パソコン本体」、「デジタル
カメラ」などの高性能情報関連機器でした。
やはり、総じて見るに、家電マーケットが多いようだ。特に
携帯電話やカーナビは説明書を読んでも分かりづらく我慢して
いる傾向が読み取れる。
しかし、ここで難しいのはただ単純に簡単になるだけ、では
ダメなところだ。やはり、その商品がかっこよくなくてはいけない。
「ああ、なんか初心者にはいいかもね。」
と言われてしまうような商品になるとその商品寿命は短い。
顧客持続性が下がる。
「私は使いやすくてかっこいいこの商品をずっと使い続けていきたい」
そう思えるようなプランになっているだろうか。
その問題が一番重要である。
シンプル&クールがキーワードになるかもしれない。
あなたはどんなシンプル&クールの形を思いつきますか?