知的好奇心を満たす旅行プラン。
キーワード:シルバーエンターテイメント
旅行業界が、今シニアに対して、多くの提案を行い、各社が競いあっている。
その共通して見られるキーワードは「学び」である。
近畿日本ツーリストは、沖縄の伝統楽器、三線(さんしん)を学ぶユニークな
沖縄ツアーを売り出した。
ウージ(サトウキビ)畑、座喜味城跡、沖縄のビーチ、 おきなわワールド(旧民家または
武芸洞)、琉球村(迎恩館または旧家)、うどいの舞台、知念岬公園・知念城跡で練習を
しながら旅に回ることが出来る。
つまり、練習をしながら、沖縄の名所を観光出来るのである。沖縄の美しい自然に
触れながら、最後は伝統楽器である三線を弾けるようになる。これは実に魅力的で
ある。
さらに、JTBのルックの施策もおもしろい。スペイン旅行をしながら、フラメンコの体験を
してしまえ、と言うのだ。しかも、その旅行プランはフラメンコのルーツを辿る旅になって
いる。これは非常に面白い。
実に情熱的な旅になりそうである。
高齢者は基本的に、舌が肥えている、と考えたほうがいい。色々なものを見て、
多くのことを経験してきた。そんな彼らの刺激を満たすのは非常に困難だ。
しかし、刺激的な知的好奇心と体験はその重要な要素になる。
ハイソサエティな大人の遊び、これが本当に楽しいコンテンツの条件になるのではない
だろうか。