湖山医療福祉グループの代表湖山泰成氏にお話を伺う。

キーワード:人物・団体インタビュー

湖山医療福祉グループという名前をご存知だろうか。
医療福祉系ではかなり有名である。そこの代表にインタビューをさせて頂く機会に恵まれた。下の写真が代表の湖山泰成氏である。

しかし、医療系や福祉系にはどうしても閉鎖的なイメージが付きまとう。
ここもそうなのだろうか、と思っていると湖山氏が口にしたのはまったくその逆のアプローチであった。

湖山氏「私は医療福祉分野が自分たちだけで固まるような状況を好ましいとは思わないんですよ。」

窪田 「つまり、医療福祉分野がほかの業界ともシナジーを生む状態の方を理想とするということですか?」

湖山氏「そうですね。たとえば、カロリーってあるでしょ?あれは、元を正すと医療系の話なんですね。でも、『食』の分野と融合して新しい世界観が出来てきた。受け入れられやすくなった。そういう形がいいですね。」

窪田 「なるほど。今までもそういったシナジーの実績もあるのですか?」

湖山氏「カレッジリンクの考え方は多く採用しています。たとえば、老人保健施設の横に大学を置くような考え方ですね。」

窪田 「アメリカでは多く見られるようですね。」

湖山氏「そうです。私のところでも採用していまして、女子大学の横に建設をしたりしています。」

窪田 「・・・それはすごいですね!」

湖山氏「女子大生が帰り道にボランティアで寄ってくれればいいな、と期待しています。」

窪田 「なるほど。そういった世代間交流の取り組みは面白いですね。」

湖山氏から感じるのは非常に社会貢献意識が高いということだ。もう、4,5回程度お会いしてお話を伺ったが、お会いする度にどこかの学生団体に協賛をつけていたり、新しい高齢者福祉の形を追求しているのがすごくよく分かる。

湖山医療福祉グループは現在20法人70施設2800ベットの巨大組織である。
そこまで巨大になると普通はマニュアルによって施設をフランチャイズ化しようとする。しかし、湖山氏はそれはよくないという。

湖山氏「施設の企画・運営に至るまで現場のスタッフの自主性に任せるべきですね。彼らが好きな色・好きな環境を自ら作り上げてこそ、それぞれの力が生かせるし、いい施設が出来る。」

そんな湖山氏の理想は「自らが受けたいと思う医療と福祉の創造」である。

湖山氏は最後にこんなコメントをしてくれた。
湖山氏「あなたがたのような若い人には、施設に風を通してあげてほしい。私も最大限協力をします。」

湖山医療福祉グループと弊社は今後あらゆる形での共同事業を進めていくことにします。
どうぞよろしくお願いします。

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