旅が起こす奇跡。
キーワード:シルバーエンターテイメント
介護を受けるようになってしまったら、人生の楽しみはない。
そう考えている人はいないだろうか?
そんなことはない。
そこにもシルバーエンターテインメントの入るべき余地はある。
「介護が必要なので、旅行には行けない」という高齢者に
旅を楽しんでもらうため、SPI(東京・渋谷、篠塚恭一社長)
は「介護旅行」を提案している。例えば、ヘルパー資格を
持った添乗員が旅に同行する。
持病を持った人なら、看護士が同行する。
体が不自由でも、適した移動手段を用意してくれる。
社長である篠塚氏は、旅の効果についてこう書いている。
彼らとの旅の中では、しばしば「奇蹟」が起こります。
動かなかった手を動かし、誰の手伝いもなく自分の力で
食事を口に運ぶことができたり、泳ぐことを忘れていた
機能が動き出し、プールで泳ぐことができたり。
まさに「旅は心身のリハビリ」です。
こうした「できないと思っていたことができる」という体験は、
その人に「生きる自信」や「チャレンジ精神」を培い、
心の変化は肉体を変化させ「奇蹟」となるのだと思います。
地道なリハビリも時には必要だろう。
だが、「楽しい」という体験が、生きる活力になる。
よく言われることだが、目的の無いリハビリは苦痛である。
何故なら、リハビリをした後の未来が見えないからである。
○○したいからリハビリしよう、というアプローチでないと
リハビリは単純に重荷になってしまう。
楽しみながらリハビリをしてしまう、こんなアプローチは
もっと考えられないだろうか?
参考:あ・える倶楽部 http://www.aelclub.com/