斉藤実さん71歳で世界一周
キーワード:シルバーエンターテイメント
世の中、気が付けば凄い人がいる。凄いアクティブシニアが
いる。色々な紙面でも既に紹介されているが斉藤実さん
71歳が船で世界一周を達成した。
驚異的なことである。
そして彼の「略歴」が又すごい。
産経新聞
昭和9年1月7日、東京・浅草生まれ。ガソリンスタンドを
経営しながら、39歳から趣味でヨットを始める。50歳で
仕事を引退。1987年にメルボルン-大阪ダブルハンドレ
ースに挑戦以降、世界的なヨットレースに相次ぎ参加した。
89年オークランド-福岡レースで3位入賞。4年に1度開
催のアラウンド・アローン単独世界一周レースに90年の第
3回大会から連続3回出場した。初参加の90年大会は19
7日で完走しクラス3位、98年大会は203日で完走しゴ
ール時65歳の完走最高年齢記録をつくった。
レース参加のための回航を含め、これまでに地球を6周した。
もうアクティブシニアという言い方も思わず忘れてしまうような
人だ。斉藤実さんは斉藤実さんであり、他の言葉が要らない。
年齢で区切った捉え方は出来ないし、若者でもこんなことは
出来る人は少ない。
それだけにアクティブシニアマーケティングは難しい。
アクティブシニアマーケティングは画一的なマーケティングでは
無い。多様性のマーケティングだ。ニッチな特性を持つ「シニア」
がたくさんおり、その「シニア」へどうリーチを図るか。
それがプロモーション戦略になるはずだが、大抵のマーケッターは
その余りの「多様性」の前に混乱をして、迷走してしまう。
そして、出来た商品が「訳の分からないもの」になってしまったり
もする。これは一体誰が喜ぶんだろう、という商品を投入してしま
ったりする。でも、喜ぶ人はいる。それは「これでシニアにリーチ
するだろう」とにんまりするマーケッターだ。しかし、3ヵ月後そ
の燦燦たる結果に青ざめる。
商品開発にはしっかりとした主軸を設定しなくてはならない。そうで
ないと最終的にプロモーション戦略が出来なくなる。「あれ、この商
品はどこの誰に売れるんだっけ」といった現象が起きてくる。
そこで弊社では、必ず3つのステップを取るようにしている。
企画・構築・プロモーション。企画のところからやらせていただくよう
にしている。その企画で徹底的に不確実性を排除する。そうすることで
初めてプロモーションを意識した作りこみが出来るようになる。
御社の顧客ターゲッティングはどのレベルまで落とし込まれていますか?