弘兼憲史氏の説く「シニアと恋愛論」
キーワード:シルバーエンターテイメント
超「団塊」―2007年問題に立ち向かう!
「ボケないための非常に有効な方法は、恋をするということですから、
ぜひとも恋をしましょう。」
と提唱するのは、島耕作の漫画を描いている弘兼憲史氏だ。超「団塊」の
中で彼はこうインタビューに答えている。
「NK細胞、ナチュラルキラー細胞と呼ばれる、免疫機能をもつリンパの中に
入っている細胞があるのですが、例えばガンのような不良細胞が侵入してき
ますと、ガン細胞にたいして、そのNK細胞が近づいてきて、まるで鮫が食い
ちぎるようにパクっと食いちぎってくしまうんです。」
では、その細胞は一体、どういった時に生まれるのか?
「大笑いをするとか、ストレスを発散するとか、あるいは、大泣きもそう
なんですが、そういうときに活性化するんです。」
「恋をしたければ恋をして、泣きたいときには泣くということを我慢せずに
やっておくと、体の免疫力が高まるということらしいです。」
興味深い話だ。なかなか取り上げられないトピックスだが、こういった
ことも重要なトピックだろう。当然の話だが、シニア、というのはあくまで
自分の存在の「続き」である。
未来の自分は何がほしいだろうか。そう考えると、発想しなかった新しい社会が生まれてくるかもしれない。