娯楽活動が認知症に有効

キーワード:シルバーエンターテイメント

ついに、時代は娯楽活動の認知症への有効性を認めたようである。
非常に嬉しいことだ。
共同通信

体操や風船を使ったバレーボール、ちぎり絵などのレクリ
エーションによって、脳血管性の認知症(痴呆症)の患者
の約3分の1で認知能力、記憶力が改善したと、国立長寿
医療センター(愛知県大府市)の長屋政博リハビリテーシ
ョン科医長らが5日発表した。
アルツハイマー型の認知症では改善しなかったが、脳血管
障害が原因で起きる脳血管性を中心に、認知症患者の15
%以上に効果が期待できそうという。レクリエーションが
認知症予防に有効との報告はあるが、治療で効果を確認し
たのは初めてとしている。

体操や風船を使ったバレーボール、ちぎり絵、といったジャンルで
認知症への有効性が認められたということはほとんどのジャンルの
エンターテインメントにおいて有効性が認められたと解釈していい
だろう。
というのは、上のような「エンターテインメント」は多くの場合、
自分からやりたくなるような施策ではなく、誰かに薦められてやる
といった施策であるからだ。
つまり、真の意味で楽しめるエンターテインメントとしての成熟度は
低い。これは何を意味するか?
私はこのニュースを見て、中身の時代に変わってきているな、と感
じた。エンタメは重要だが、じゃあどのような施策がいいのか?という
具体論の時代になってきている。
このblogでは毎日シルバーエンターテインメントの事例を紹介している。
この動きが小さい規模から少しずつ波紋を広げ多くの人に受け入れられる
ようになることを祈る。

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