プライドを立てる。

キーワード:マーケティング

Of course, no baby boomer will ever truly get…old.
But of course we WILL shake up retirement.
【勿論、すべてのベビーブーマーが年老いている訳ではない。
しかし、当然、我々は引退をする。】
そんな始まりでメールが届いた。fool.comからだ。fool.comは株のポートフォリオを
バーチャルで体験出来るサイトだ。
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今日、メールが届いたのは、このサイトの有料会員にならないか、という誘いだった。
リタイアした後の投資を考えて、今のうちに有料会員へ、という誘いだったのだ。
しかし、何よりもこの冒頭の文章がすばらしい。【勿論、すべてのベビーブーマーが
年老いている訳ではない。しかし、当然、我々は引退をする。】
ここには巧妙なプライドへの配慮がある。最近、ベビーブーマーに対する呼び方が
焦点になっていた。私も以前、AARPの困惑を紹介した
ことがあるが、ベビーブーマー(日本の団塊の世代のようなもの)に対する呼び方
を「高齢者」にしてしまうとそのイベントは失敗する、と言うのだ。
しかし、今回のfool.comのメールの広告キャッチコピーはその問題を綺麗に解決していた。
高齢者へのマーケティングにとって重要なのは「プライド」である。プライドを立てる手段を
構築することだ。
プライドを立てる、尊厳を大切にする。
その手段に関しての方策は他にも色々ありそうだ。

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