シルバーコンビニ
キーワード:マーケティング
コンビニと言えば、少し前までは高齢者と女性の来客が少ないと
言われていた業態である。当然、その対策のための手を色々考える
だろうと予想していたが、ひとつの打ち手が「客も店員も高齢者」
というスタイルだ。
朝日新聞
平均年齢62歳。お年寄りによるお年寄りのための「シルバー
コンビニ」が神戸にお目見えした。一人暮らしの高齢者が増え
る中、同世代の店員による接客で安心感を持ってもらうのが主
な狙い。「生き生きと働く姿を見ると元気がもらえる」と客の
反応も上々という。団塊の世代が大量退職する時代、コンビニ
の新しい試みとして注目されそうだ。
オーストラリアのほうにもこういった形式のスーパーにもあるが
流行っている。やはり、同世代ならではの気配りなどが人気の
秘訣。100円コンビニというコンセプトらしく、ミスも少ない設計
もバックグラウンドで存在する。レジ打ちのミスが減るのだ。
そういえば、ローソンもそういった仕掛けの店をオープンしていたが
この辺りのコンセプトはローソンに近いか。
個人的にはホスピタリティーがいかに構築出来るかが差別化になる
と思う。やはり、既存のコンビニはあまりにも接客に重点は置かれて
いないため、ものを買う際の人と人との交流の楽しさは求められてい
ない感じがある。それは若者にとっては「気が楽」という評価にも
なりうるが、熟練消費者の場合、ホスピタリティーは重要だろう。
シニア層の接客ならではのモノをいかに作り出せるか?
今後も注目だ。