アクティブシニアと都心回帰

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不動産情報サービスのマーキュリー(東京・文京区)は8月2日、
「東京23区高齢者割合ランキング」を発表した。
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(色が濃いほど65歳以上人口比率が高く、赤が最大で30%以上の地区)
このデータが指し示しているのは意外にシニアの都心回帰は多く
「シニア=田舎暮らし」という図式も徐々に変わってきている
ということだろう。
今のアクティブシニアは反発の世代なので、お爺さん・お婆さんの
イメージを感じさせるサービスを極力避けようとする。
そう考えると1位の新宿区百人町4丁目が56.3%、2位の台東区清川2丁目
が52.4%などと意外に都心回帰が進んでいるのも頷ける。
団塊の世代のアクティブシニアにとっても「お婆ちゃん」のイメージは
「サザエさんのフネさん」である、とマミオンの森氏が相変わらず上手い
ことを言っていたが、そのとおりだろう。

あなたの中の高齢者を一度リセットして新しいサービスを自由に
考える。それがまずはシニア戦略構築の第一歩かもしれない。

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