「こだわりたい」「つながりたい」「役に立ちたい」

キーワード:企画・調査

20代前後で起きるアイデンティティーの危機と同じ概念が60代に
も起きているのではないか、という野村総合研究所の指摘がある。
その状況の中で3つの本質的ニーズが芽生えているという。その3つの
ニーズが「こだわりたい」「つながりたい」「役に立ちたい」という
3つである。
確かに的を得ていて面白い。60代は外的環境が強制的に変化させられる
時期である。会社一筋だった夫が、地域や家に多くいるようになり、新たな
趣味を求める。(こだわりたい)
そして、その夫は多方面に友達を求め楽しもうとする。(つながりたい)
しかし、実際には外的環境と現在の状況とのギャップに悩み、それと同時に
新しい社会で自分の価値を出したいと考える。(役に立ちたい)
言われてみれば、新卒の社会人と行動様式が似ている箇所がある。結局は
今までのつながりが関係なくなった新しい環境に急に立たされたとき、
どう考えるか、と似ているのかもしれない。
能力をつけ
友達を多くして
役に立ちたい。
その行動と似ている。そう考えると急に企業がとるべき行動は分かりやすく
なるかもしれない。
では、どうすればその3つを満たすようなサービスを出せますか?
その質問がひとつのキーになりそうだ。

上へ戻る