マーケティングツール「キーワードプランナー」、使えてますか?

キーワード:クエリー数から見る日本 , コンテンツマーケティング

Googleアドワーズで使える、「キーワードプランナー」という機能はご存知でしょうか?

「自分はリスティング広告の担当ではないので使うことは無い」などと考えている方もたくさんいるかと思いますが、実はこのキーワードプランナーはなかなかの優れもので、リスティング広告以外の場面でも活躍してくれます。

今回は、「クエリー数から見る日本」と題し、このマーケティングツール「キーワードプランナー」が如何に使えるツールかをご紹介してみたいと思います。


キーワードプランナーの使い方

まずは、キーワードプランナーの使い方から。

このツールは、googleアドワーズ内の機能ですので、まずgoogleアドワーズアカウントを作成する必要があります。
これについては、普段お使いのgmail アカウントで作成しても大丈夫ですし、新たにgmailアカウントを作成してもOKです。


1)まずはadwordsアカウントを作成します。


2)アドワーズアカウントができたら、「運用ツール」のタブから「キーワードプランナー」を選択しましょう。


3)2番目の「キーワードの検索ボリュームを取得、またはキーワードを広告グループに分類」を選択し、出てきたウィンドウに検索ボリュームを調べたいキーワードを入力します。

検索ボリュームのデータの取得期間も2年まで変更可能です。
(元々1年しか取得できませんでしたが、最近2年まで遡れるようになりました!)
また、ターゲット地域が日本以外、例えば米国におけるトレンドを調査することも可能です。


4)たったこれだけで、好きなキーワードの検索ボリュームのトレンドを調べることができます。


キーワードプランナーの使い方、驚くほど簡単だったのではないでしょうか。では実際、このツールを使って、盛衰著しいソーシャル系サービスが日本においてどのような変遷を経てきているのかをみてみましょう。


SNS戦国時代の様相は!?

下のグラフが、キーワードプランナーを基に、facebook、LINE、mixiの過去2年間のそれぞれの検索数をグラフに表したものです。
(わかりやすくするため、エクセルに加工しています)

2年前の時点では、mixiはfacebookに食い下がっていましたが、坂を転げるように検索ボリュームは減り、現在では2年前の3分の1以下になってしまっています。
一方、一時はSNSの天下を取ったとfacebookも、2013年4月以降検索ボリュームが減少し始め、全盛期の半分程度まで検索数が下がってしまいました。

成長著しいLINEについては検索ボリュームの推移は堅調で、世間で騒がれているほど検索ボリュームに大きな変動は起こっていないことがわかります。

これは、LINEというサービスがweb中心だったfacebookやmixiと違い、アプリを中心としたサービスであることが原因の1つとして挙げられそうです。
Facebookやmixiの場合、サイトを訪問するために、ブックマーク等では無く、毎回「facebook」などと検索して訪問するユーザーも一定数存在しますが、LINEの場合このようなユーザーの動きが発生しないため、検索ボリュームに対するトレンドの影響度が比較的小さいということが考えられます。

(これはfacebookやmixiの検索ボリュームが大きく落ち込んでいることについても同じことが言え、検索ボリュームの増減が直ちに利用ユーザー数とそのまま比例するとは言えないことにはご注意ください。)


あなたのサービス名、サイト名の検索ボリュームのトレンドは?

このように、キーワードプランナーを使えば、世間のトレンドを示す「検索」のボリュームが、どのような変遷を経ているのかをすぐに調べることができます。

あなたのサイト名やブランド名、自社の商品名のトレンドはどうでしょうか。競合に負けていませんか?

是非キーワードプランナーを使いこなし、最新のマーケットトレンドを見誤らないようにしましょう!

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