福祉業界に求められる社会貢献の形
キーワード:シルバーエンターテイメント
久しぶりに湖山医療福祉グループの湖山泰成先生にお会いした。
相変わらず、理念を持って目を輝かせておいでだった。理想の
大人像だ。なんだか、背筋がシャキっとする気分だ。
かっこいいな、と思うのは本当の意味で理念を達成していること。
湖山グループでは、儲けの一部は必ず、寄付や協賛などをしていると
いうのだが、その具体例が湖山グループにはたくさんあった。その一部を
今回は、ご紹介することで、福祉業界に求められる社会貢献の形を
考えてみたい。
例えば、このCD。モーツアルトと、プロコフィエフの音を収録したCDだが、
このCDにはドラマがある。あるとき、この音楽を聴いた湖山代表が
CD化を提案した。
驚くアーティスト。何故なら、その条件は、CD化に関わる全ての費用を
持つというものだったからだ。
そんな好条件は滅多にない。裏があるのではないか、と疑う人もいるかも
しれない。しかし、湖山先生はただ、純粋に施設の中にいる人たちが
楽しむような仕掛けを作り出すことに必死なのだ。それは横にいれば、
よく分かる。
「原価を考えれば、一枚160円程度ですから、500部でも、8万円ですよ。」
と湖山先生は楽しげにおっしゃった。そういえば、そうだが、それを奉仕の
精神で実行まで移せる人はやっぱり稀有。
このCDは一部アーティスト自自身が、色々な場所で配り、残りのほとんどは
湖山先生自身が、医療施設へ配り、プロモーションまでしているという。
湖山泰成先生に今後の抱負をお聞きした。
「今後は、こういった地道な施設ボランティア活動をしてくれている人たちの
オムニバスアルバムのようなものを作ったり、会場を貸しきって、舞台を作って
あげたい」
施設の人たちを楽しんでもらう仕掛けのために、湖山医療福祉グループでは、
ボランティアを推奨しており、強烈なボランティアネットワークが存在する。
その人たちにももっと、活躍の場を広げたい、と言う。
湖山医療福祉グループは、介護施設のグループだ。そのグループは、
利用者満足拡大のため、ボランティアを整備した。そして、今、その
来てくれるボランティア自身にも光を与えようとしている。
色々な関わり合いにまとめて、光を。
そんな精神は、福祉業界において重要なテーマかもしれませんね。
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そうです。お申し込みはcnxt@cnxt.jpまでお願いします。