施設利用者じゃなくて、バーのマスターになればいいじゃない
キーワード:シルバーエンターテイメント
いいはなしだ・・・。こういう話は普通に好き。
民間の有料老人ホームを探しました。ケアマネジャー、病院、知人に尋ね、ネットでも調べ、私自身見学に行きました。
いい所が見つかって、最初に1週間のショートステイ(短期入所)をしましたが、父は「自宅に戻る」。
本人の意思に沿わないで入居しても、後から不満が出てきます。そこで父の気持ちを尊重して自宅に戻りました。再度自宅での生活が危うくなったところで、なぜ、ホームが嫌なのか父に聞いてみたら、「娯楽がない」。
確かに老人ホームの娯楽といえば、折り紙や散歩が一般的。大人には物足りないかもしれません。原因がわかれば対処の仕様はあります。
そこで、逆転の発想をして、「お父さんの部屋をバーにしようか。バーのマスターになったらいいじゃない」というと、喜んじゃって。
この発想のすごいのは、折り紙に負けない何か面白いことを提供しよう
とするのではなくって、お父さん自身が輝くような称号をつけることで、
誇り高い気分を味わえるようにしたっていう記号化、だと思う。
新しいシルバーエンターテインメントのヒントだ。
今の状況にちょっと一味加えることで、全く別の素敵なものに!
そんな記号化は色々探してみたいですね。